同窓生の活動

なおちゃんのためにお祈りをする会 ~14期~ 2012年3月11日 目黒星美学園中学高等学校 聖堂

2009年3月18日、14期生の湯口尚美さん(旧姓小泉)がご逝去されました。

なおちゃん(在学中のニックネーム)は、美人でスポーツ万能、誰からも愛される人気者でした。卒業後はアメリカの大学に進学、就職、結婚。そのため、日本にいる私達とはあまり連絡が取れなくなりました。でも、なおちゃんのことだから、アメリカで活躍されているのだなあと誰もが思っていました。

ところが、同期の阿出川さんが、なおちゃんのお母様より、なおちゃんがお亡くなりになった事を偶然聞き、それも2年以上も前のことだったため、大変なショックを受けました。すぐに同期に連絡が回ってきましたが、皆が口々に、とても残念。もっと早く連絡が取れたらよかったのにね。と悔やみました。阿出川さんの呼びかけで同期が集まり、学校のお御堂をお借りしてなおちゃんのためにお祈りをする会を開くことになりました。

日にちは、あの東日本大震災のちょうど1年後に決まり、デレガータのシスター布留川に式次第を作っていただきました。当日は、20名程の同期生をはじめ、前校長シスター古屋路子先生と、シスター布留川にご出席いただき、先唱、共同祈願、伴奏などを同期で手分けをして担当し、つっかえたり間違えたりしながら、皆で会を進めました。なおちゃんの遺影も手作りで、子供の頃よりもさらに美しく、微笑んでいるなおちゃんが印象的でした。

終わったあと、全員でなおちゃんの遺影を持って新校舎を見学しました。一緒に回っているうちに、なおちゃんが皆の心の中にいるのだという気持がわいてきて、私達はこの会を開いて本当によかったなと感じたのでした。